旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

密とは無縁な、ゆったり快適なTHライナーを利用しよう!

こんにちは!

最近流行りの(?)通勤ライナーに乗車してきましたので、設備や感想を紹介していきます。全席指定席で、座席指定券を支払えば満員列車を回避できる便利な列車です。

 

f:id:budoutorinngo:20210310205607j:plain

今回乗車してきたのは、東武鉄道で運転されているTHライナーという列車です。このTHライナーは、東武鉄道の久喜駅から東京メトロ日比谷線の恵比寿駅を結ぶ通勤ライナーです。運転本数は上り(東武→東京メトロ)が2本、下りが5本設定されており、上りが朝、下りが夕ラッシュ時に運転されています。

 

THライナーで使用されているのは、東武鉄道70090系という新しい車両で運転されます。THライナーだけでなく、通常の東京メトロ日比谷線直通列車の普通列車としても運用されています。

 

f:id:budoutorinngo:20210310210757j:plain

普通列車として運用されている時は、シートの向きを変え写真のように横並びになります。ライナーとして運用されるときは、進行方向にシートが向くように設定されます。

 

それでは乗車してみたいと思います。今回は東京メトロ茅場町駅から東武スカイツリーラインの東武動物公園駅までの乗車しました。乗車したのは休日の19時台のTHライナー3号です。

 

乗車位置は各車両1ヵ所で、メトロ線内の停車駅では誤乗防止の為、「この列車は座席指定券が必要です」という旨の案内放送がされていました。

 

f:id:budoutorinngo:20210310211316j:plain

シートは落ち着いた赤~茶系の座席です。進行方向を向いていますが、リクライニング機能はなく他の東武特急列車と比較すると、損した感はありますが、あくまでも通勤型車両なので大目にみましょう(;^ω^)

荷物を掛けられるフックとドリンクホルダーが備え付けられていますが、テーブルはありません。

 

f:id:budoutorinngo:20210310212233j:plain

座席下にコンセントがあるので、乗車時間は短めですが携帯電話の充電やノートパソコンの電源をとることも可能です。

 

f:id:budoutorinngo:20210310212214j:plain

優先席部分も使用されます。ちなみに電源は後方にあります。

また、ライナー用の車両ですが、トイレがないので乗車前に済ませましょう!

 

f:id:budoutorinngo:20210310211113j:plain

休日ということもあり、座席はこの有り様でした(^^;)1両貸し切り状態で、他の車両もこのような感じでしたので、乗車率は5%程度でしょうか…密とは無縁で、ソーシャルディスタンスもばっちりです。通勤列車を回避したい場合や、ゆっくり座って帰宅したい時にはおすすめです!

平日の乗車率はわかりませんが、先行きが心配になりますね。

 

地下鉄線内は退避設備がないので、先行する普通列車を抜かせず、駅を通過するもノロノロ運転となります。速さよりも快適さ重視なんでしょうね。東武⇔日比谷線ではこれまで優等列車の設定はなく、全便各駅停車となっていますが、このTHライナーが登場し唯一の優等列車となります。

 

f:id:budoutorinngo:20210310213204j:plain

北千住駅で東京メトロと東武鉄道の乗務員が交代するために停車します。ですが、ここでの客扱いはありません。東武鉄道の列車は、北千住駅は全列車停車しますが、このTHライナーだけはここを通過します。

 

f:id:budoutorinngo:20210310213407j:plain

北千住からは東武鉄道に入ります。さぁここからライナーの本領発揮…と思いきや、まさかの急行に抜かれるという…北千住~北越谷間は複々線なのですが、THライナーは西新井駅手前まで緩行線の線路を走ることになります。緩行線には各駅停車が前を走っていてスピードを上げられず、このような逆転現象が発生しているようです。まぁこの後この列車を追い抜くのですが。

 

f:id:budoutorinngo:20210310214310j:plain

快適な車内を提供してくれた列車を下車します。東京メトロ日比谷線から乗り換えなしなのは便利でした。しかも密を避けられて、絶対に着席できるのがメリットです。

座席指定券は駅券売機の他、東武鉄道のホームページからも購入することができます。シートマップから好きな座席を指定できるもの良いです。

 

ライナーの料金は、久喜~春日部⇔日比谷線内が大人680円、せんげん台・新越谷⇔日比谷線内が580円です。車内で座席指定券を購入した場合は、この金額に200円が加算されます。他社に乗り入れている分東武線内の特急券と比べると高めの設定になっています。

並行する競合路線のJR宇都宮線の普通列車グリーン車の場合、上野⇔久喜間のグリーン料金が平日780円、休日580円となりますが自由席の為、着席の保証がないのでTHライナーの方が便利でしょう。

 

所要時間ですが、THライナーが上野⇔久喜間が55分程度、JR宇都宮線の普通列車で45分程となり、所要時間ではJR宇都宮線が優勢となります。

 

普通運賃は、東武線・日比谷線経由で770円、JR宇都宮線が860円となり東武線経由が有利となります。

 

ただ、JR宇都宮線を利用する利点は、上野・東京・品川・池袋・新宿など主要な駅に乗り換えなしで行けることでしょう。その点東武鉄道だと一度北千住駅で乗り換えが必要になるので、どうしても時間がかかってしまうし不便です。その対向策としてTHライナーが設定されたのでしょう。東武動物公園駅以南の利用者からすれば、快適に移動できてるうえに乗り換えなしなので便利でしょう!

 

実際に利用してみて快適で良かったです!地下鉄線内の駅を通過したり、格下の種別に抜かされたりと乗り鉄目線ではかなり面白い列車でした。運転本数が少なく利用機会が限られてしまいますが、1度利用してみてはいかがでしょうか!?