旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

東京駅から福井駅へ列車で行くにはどちらが先着できるのか!東海道新幹線VS北陸新幹線

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こんにちは!

仕事で東京から福井に行く機会があり、東海道新幹線経由と北陸新幹線経由ではどちらが早く到着できるか…という疑問が起こりました。会社の規定上、特急列車を使用しないという過酷な条件があります(とは言え、新幹線には乗せてもらえるのね)。なので、新幹線を下車した後は在来線の普通列車を利用します。というのが今回のルールです。

 

東海道新幹線で行く場合は、東京から乗車し米原で下車し、北陸本線で福井へと向かいます。運賃+特急券は下記の通りになります。

東京→米原 新幹線特急券 自由席4,620円(指定席5,360円)

東京→米原→福井 運賃8,910円 (距離 545.8km)

合計 13,530円

 

北陸新幹線で行く場合は、東京から乗車し金沢で下車の後、北陸本線で福井へと向かいます。運賃+特急券は下記の通りになります。

東京→金沢 新幹線特急券 指定席6,900円(かがやき号利用のため指定席利用)

東京→金沢→福井 運賃8,580円 (距離 527.4km)

合計 15,480円

 

最初に福井へ行くことになった時は、北陸新幹線経由の方が時間的にも料金的にも有利かという印象がありましたが、比べてみると意外な結果となりました。

ということで、経費的な問題もあり私は東海道新幹線経由を選択しました。

こんどは、どちらが早く福井に到着できるかという問題です。実際に乗車して検証してみました。さぁ、東海道新幹線VS北陸新幹線どちらが福井に先着できるのか!スタートです!!

 

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東京駅はまだ夜明け前…東京駅6時30分発のぞみ5号で名古屋まで乗車します。のぞみでは米原通過してしまいますので、名古屋で先発のひかり号に乗り換えます。

ちなみに対戦相手である、北陸新幹線かがやき501号(東京駅発6:16)は既に出発済です。この時点で上野-大宮間を走行中です。

 

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この日の自由席の乗車率は10%程度とかなり寂しい乗車率でした。(2021年1月末)

いい日旅立ちが車内に流れ、東京駅をあとにします。途中品川、新横浜に停車し、名古屋へと向かいます。

 

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新横浜→小田原間の景色です。富士山がきれいに望めます。富士山を眺めながらの旅は、東海道新幹線の醍醐味だと思います。あぁ東海道新幹線に乗っているなぁと感じられるのです(北陸新幹線からでも富士山は見えますけどね…)。

 

その後車掌から列車の遅れのアナウンスがありました。なんと降雪の影響で、浜松から先は速度を落として運転する旨がありました。米原からの乗り換え間に合うのか…かなり焦ります。

冬の関ケ原付近は、東海道新幹線の難所でもありますからね。

現在時刻は6:57です。

 

北陸新幹線はというと、熊谷→本庄早稲田付近を走行中(時刻表からの予想)です。

 

1時間後、先程のアナウンスどおり浜松駅手前から減速し始めて、浜松駅に停車するのではというスピードになりました。もはや在来線並みの速度でしばらく走行すると、再度速度を上げて名古屋へ向かいます。遅れは10分程度だったでしょうか。

 

名古屋にはそのまま10分程度の遅れで到着し、後続の定刻8:20発ひかり631号に乗車します。

 

北陸新幹線長野県の上田付近を走行中です。

 

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10分程の遅れで米原駅に到着です。在来線ホームから撮影した写真ですが、乗車してきたひかり号がまだ停車していました。ご覧の通り辺り一面に雪がしっかりと積もっていて、首都圏でこの量の降雪だと運転見合わせになりそうですね(;^ω^)

 

ここからは、北陸本線の新快速近江塩津行きに乗車します。

米原駅9:00発なのですが、降雪と特急しらさぎが新幹線からの乗り換え待ちということで数分遅れて出発します。特急利用可能ならば、福井までしらさぎで1本で行けるのですが…

現在時刻は8:58です。

 

北陸新幹線経由は8:45に金沢駅に到着済です。金沢駅からは、9:30発の北陸本線普通福井行きとなります。金沢駅で45分の乗り継ぎ時間があるのが、かなりのタイムロスとなります。

 

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新快速のイメージ

米原からは新快速と名乗りつつも各駅に停車していきます。およそ35分程で終着の近江塩津駅に到着(9:33着)です。近江塩津からは、湖西線からやってくる新快速敦賀行き(9:37発)に乗り継ぎます。

 

その後は遅れも無く終着の敦賀に到着(9:50着)となりました。

 

北陸新幹線経由だと、北陸本線普通列車が美川→小舞子間を走行中です。

 

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北陸本線普通列車のイメージ

敦賀からは2両編成と一気にローカルな雰囲気につつまれます。敦賀は福井県なので、一足早く東海道新幹線経由の方が先に福井県に突入しました。敦賀市は福井県の南部に位置しており、県都である福井市は中央より北に位置している為、まだどちらが先着するかはわかりません。

 

敦賀駅9:53発普通福井行きに乗車します。

敦賀駅を発車すると間もなく、長さ約14kmもの長さを誇る北陸トンネルに差し掛かります。その間は駅が無いので一気に福井まで加速します。

 

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はい、福井駅に到着です!東海道新幹線経由は、10:49に無事に福井駅に到着しました。

 

一方の北陸新幹線経由の方はというと、10:49現在は福井県坂井市にある丸岡駅に到着しています。坂井市は福井市の隣町ですので、あともう少しでした。福井駅には11:02に到着となりました。

 

この対決は東海道新幹線経由の方が13分早く福井駅に到着しました。

ちなみに、東海道新幹線経由は乗り換え3回、北陸新幹線経由は乗り換え1回なので、利便性は北陸新幹線経由の方が良いでしょう。

 

今回は新幹線からの乗り継ぎ列車が普通列車でしたが、特急列車利用だったらどうなっていたか検証してみます。

 

東海道新幹線経由>

のぞみ5号 東京6:30発 → 名古屋8:10着

ひかり631号 名古屋8:20発 → 米原8:48着

しらさぎ1号 米原8:57発 → 福井10:00着

運賃8,910円+新幹線特急料金(指定席)5,360円+特急料金860円(乗り継ぎ割引)

合計 15,130円

 

北陸新幹線経由>

はくたか551号 東京6:28発 → 金沢9:34着

しらさぎ6号 金沢9:48発 → 福井10:35着

運賃8,580円+新幹線特急券(指定席)6,900円+特急料金860円(乗り継ぎ割引)

合計 16,340円

 

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しらさぎ号イメージ

北陸新幹線の場合、先発のかがやき501号を利用しても、金沢からの乗り継ぎの特急列車がしらさぎ6号となる為、特急列車を利用しても東海道新幹線経由の方が早く福井駅に到着するという結果でした。

 

なぜ、遠回りをしているイメージがある東海道新幹線経由が有利なのか。

・乗り継ぎの良し悪し。

まず、米原駅での乗り継ぎがスムーズなのに対し、金沢駅での乗り継ぎがほとんどの列車で30分以上待たされるのが原因かと思われます。米原駅は乗り換え駅、金沢駅は乗り換え客よりも、そこが目的地という考え方なのかなと思います。

 

・東海道新幹線に比べて、北陸新幹線はあまり速くない。

どちらの新幹線も速度制限を受ける区間がありますが、北陸新幹線のほうが多いのかなという印象があります。また、最高速度にも差があるのも原因かと思われます。

 

とは言え、乗車する列車によって変わってくるでしょうから、時刻表等で十分に調べてから出かけるのが良いでしょう。

 

今回は文章なのでわかりづらい点が多々あったかとは思いますが、東海道新幹線VS北陸新幹線ではどちらが福井駅に先着するかという素朴な疑問を解決してみました(;^ω^)