旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

SL大樹「ふたら」往復乗車記~NIKKO MaaSで行くSL大樹ふたら乗車一人旅③~

こんにちは!

今回はいよいよSL大樹「ふたら」に乗車します。

SL大樹「ふたら」は、下今市~東武日光~鬼怒川温泉に向かう観光列車です。ちなみに下今市~鬼怒川温泉間(SL大樹として)は毎日運転されていますが、これから乗車するSL大樹「ふたら」の方は、月に5、6日くらいで、しかも平日を中心に運転されているので、なかなか乗車する機会が無かったのです。が、今回平日休みが取れましたので乗車できることになりました。それでは早速乗車していきましょう!

 

今回は下今市駅から東武日光駅間と、東武日光駅から鬼怒川温泉駅間の全区間を乗車していきます。このSL大樹「ふたら」は乗車券の他に座席指定券が必要になります。

 

下今市⇔東武日光 大人760円 子供380円

 

東武日光⇔鬼怒川温泉 大人1,080円 子供540円

 

座席指定券は乗車日の1ヵ月前からの発売となります。普段はあまり混んでない印象なので、乗車日当日でも普通に購入できるとは思いますが、大型連休は混雑が予想されますので、事前に購入することをおすすめします。

今回は下今市から東武日光間のSL大樹「ふたら」71号と、東武日光から鬼怒川温泉間の72号に乗車しますので、760円+1,080円=1,840円が必要となります。

 

SLの写真も撮ったことだし、車内で発車するまでのひとときを楽しみましょう。今回は平日ということもあり、ご覧の通りの乗車率で寂しいかぎりです。1号車と3号車の座席はリクライニングシートでありがたいのですが、窓が固定されていて開きません。

2号車はボックスタイプの座席で、ファミリーや大人数の旅行者に向いています。窓は開閉可能でSLの走行音や日光の風を感じることができます。開けるとSLからのプレゼント(黒い煤)が窓から入りますけどね(;^ω^)それはそれで雰囲気を楽しめていいのかなと思います。

 

2号車には展望デッキがあり、日光の大自然と空気を存分に楽しめます。ここはフリースペースなので、1、3号車に乗車していても入ることができます。車端部にあるので、走行音も楽しめて良かったですよ!出発時と到着時(速度が遅いと)に楽し気な音楽が床下から流れていました。

 

外から2号車を撮影しましたが、展望席やロゴもあり、ここだけ特別感がある車両でした。どちらのタイプの座席に座るかは好みになりますが、個人的には2号車がおすすめですね!

 

列車は下今市駅を出発してすぐ、東武鬼怒川線と別れて東武日光駅に向けて走り出します。ここから東武日光駅まできつい登り坂が続きます。SLだけではこの坂を登るのが厳しい為、実は最後部にはディーゼル機関車が連結されていて、後ろから押してもらって登り坂を進みます。

 

上今市駅を過ぎると、進行方向右手に日光だいや川公園が見えてきます。この公園にいる方たちは、SLに向けて手を振ってくれます。観光列車に乗車すると、沿線の方が手を振ってくれて歓迎してくれて、なんだか嬉しくなりますしほっこりして良いものですね。

 

間もなく東武日光駅に到着というところで、左側にJR日光駅が見えてきます。JRの駅員さんと運転士さんも手を振ってくれています。というかこの光景には驚きました。かつて東京から日光まで乗客の奪い合い(ざっくり言い過ぎですが)をしてきた両社でしたが、それはもうだいぶ昔の話なんだと感じました。

 

ということで、無事に東武日光駅に到着!

下今市駅から7kmちょっとを25分程かけて、のんびりとした旅もここで一旦終了です。下今市を11:53に出発して、東武日光には12:16着となります。折り返しとなるSL大樹「ふたら」72号は、12:32発となります。

 

折り返しのわずか15分程度の時間で、給水などの整備が行われます。東武日光駅のホームには、給水用の水栓が新設されていました。

 

改札外に出ましたが、折り返しの列車に乗車するので10分程度しかなく、日光の街を楽しむことも無く再度改札内に入るのでした。

ここから世界遺産の日光の社寺までバスで5分。歩いても20分程度で到着できます。日光の社寺までの間に、色々なお店があって(飲食店が多い)食べ歩きが楽しめるので、バスよりも徒歩で向かう方が楽しめるのかなと思います。

 

帰りは折り返しになる、東武日光駅12:32発のSL大樹「ふたら」72号に乗車します。東武日光駅は転車台がないので、下今市までの間はディーゼル機関車が先頭になって牽引します(写真は鬼怒川温泉にて撮影)。

 

下今市までは下り勾配が続くので、往路とは違い滑るように滑らかに下っていきます。上今市駅付近の杉並木公園の大きな水車が見えてきました。右奥の古民家風の屋根は、報徳庵というお蕎麦屋さんです。日光はそばの街のようで、市内には多くのおいしい蕎麦屋があるとのことです。今度来るときは途中下車して、おいしいそばを食べたいものです。

 

東武日光駅から18分で下今市駅に到着します。ここで進行方向が変わり、鬼怒川温泉に向けてSLが先頭で出発します。下今市駅には10分の停車時間がありますので、ホームにある売店で食べ物など調達できます。

 

下今市駅を出発すると大谷川を渡ります。ゆっくりと進むので、きれいな川の水をじっくりと眺めることができます。

 

進行方向左手に教習所が見えるのですが、面白い弾幕が掲示されています。明らかに鉄道乗客向けの弾幕で、ユーモアがある教習所だと感心してしまいました。

 

倉ケ崎SL花畑前を通過中ですが、花畑という名には程遠い何もなさ(;^ω^)夏なので仕方ないですね。冬にはイルミネーションで装飾されるようなので、冬の夕方以降の列車で通って見てみたいものです。

 

鬼怒川を渡るといよいよ鬼怒川温泉が近づいたという感じがします。この橋を渡る際も低速で通過するので、存分に鬼怒川の川の流れを楽しむことができます。

SL大樹が走る東武鬼怒川線の線形が悪く、特急列車ですらのんびりと走る路線なので、どの列車に乗車しても景色は楽しめます。

 

日光の風を感じながら乗車したSL旅も、とうとう終点の鬼怒川温泉に到着してしまいました。東武日光から1時間の旅でしたが、あっという間に着いたなという印象です。

下今市からは2号車にある展望デッキで景色を楽しみました。展望デッキは人気のようで、多くの乗客で賑わっていました。休日で乗車率が高い日だと、展望デッキで長く景色を楽しむことは難しいかもしれませんね。

 

鬼怒川温泉間で来たし、温泉でも入って…といきたいところですが、帰って夕飯の準備をしなくてはいけないので、次の上り普通列車で帰宅します( ;∀;)こんないい天気なのにもったいない…鬼怒川公園駅前にある岩風呂にでも行きたかったぁ。

今度は子供たちも連れてこようかな。