旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

大船渡線BRTで三陸を巡る。被災地の復興を願いながら現状を知る。北海道&東日本パスで行く鉄旅⑱

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こんにちは(*^-^*)

このシリーズも18回目となりました。⑱とかいう特殊な記号はいったいいくつまでまでなら変換できるのか。なんてどうでもよいことを考えていましたが、㊿までありました(;^ω^)さすがにこのシリーズは50回目まではいかないので、なんとかきれいにまとまるななんてどうでもいいことを考えていました(;^ω^)


前回は三陸鉄道に乗車して、盛駅までやってきたところまで紹介しました。三陸鉄道の短い旅も終わり、今度はバスで移動します。

 

BRTの運行本数は多いの?

盛駅から発車するBRTは、気仙沼行と陸前矢作行きの2系統あります。気仙沼行きは1日14本で1時間に1本未満、陸前矢作行きは12本で日中の設定はなしと、フリーパス利用客にとってはなかなか際どい設定となっています。

 

しかも盛駅前には商店が少なく、時間つぶしができないという厳しい現実が待っています。

 

運行系統が2系統あると前述しましたが、ここは要注意な重要なポイントです!

気仙沼まで行くんだから途中駅の陸前矢作行きに乗車して、陸前矢作から気仙沼行きのバスに乗ろう。なんて思ってはいけません!陸前矢作行きは、途中から別ルートを走りますので、気仙沼行BRTは陸前矢作駅を経由しません!気仙沼まで行く場合は、気仙沼行きのバスに乗車しないとえらい目にあいますよ!

 

というわけで、陸前矢作行きのバスを見送って後発の気仙沼行きまで待ちました。

 

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待ち時間に貨物列車がやってきました。岩手開発鉄道という、貨物専用の路線で機関車や貨車がこの場所を通過していきます。

 

暇つぶしというわけにはいきませんでしたが、珍しいものが見れたのが収穫です。

 

大船渡線BRT乗車

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BRTって何のこっちゃ?ってかんじですよね。Bus Rapid Transit の頭文字をとっていて、ちょっと難しい言い方ですが「バス高速輸送システム」といいます。

 

バスと鉄道を比べたらバスのほうが遅いじゃん!って思っちゃいますよね?

はい、バスの方が所要時間がかかります。高速でもなんでもないのですが、簡単に言うとここには元々JR大船渡線が走っていました。しかし、2011年の東日本大震災の大津波によって、三陸の海岸線一帯は大きな被害を受けました。JR大船渡線も線路流失など大きな被害を受けました。そこに「不採算路線だし線路を敷くのは諦めよう、線路があった場所にバス専用道路を作ってバス輸送に転換しよう」と言ったかは定かではないですが、現在の形となりました。

 

この写真ですが、奥に三陸鉄道のホームがあるのですが、かつては今いる1番線も向かいの2番線も線路が敷いてありました。その名残が、こ線橋がいまだに存在しています。現在もこのこ線橋は使用できますが、道路なんだから渡っちゃえばいいでしょと言わんばかりに、撮影している地点の後ろには横断できるようにがあります。

 

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車両は赤が目立ちます。どう見ても普通の路線バスにしかみえないですよね。

 

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直進方向がバス専用道となっています。バス1台分の道幅しかありませんので、途中で行き違いを


バス専用道入り口には、遮断棒が降りて一般車両が誤進入しないようにされていました。

 

交差点も存在して、信号機が設置されていますが、BRT車両が近づくと信号が青になるように設定されています。

 

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●雨と書かれた鉄道の標識が見えます。この場所をかつては鉄道が走っていたのでした。

 

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所々に鉄道で言うところの信号所が設けられています。交換可能な駅もこのような作りとなっています。

 

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海岸線も走行するので、このような美しい景色も楽しむことができます。

 

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大船渡市内の風景です。津波で流されたところが、現在も更地のままです。後ろの茶色い建物の3階部分の窓も破壊されていて、大津波の猛威を感じました。

 

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団地の4階部分まで津波が襲ったのがわかります。3、4階の住民はこの高さなら津波は来ないだろうと予想していた方もいたでしょう。想像を絶するとはこのようなことなのか。

 

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道の駅高田松原の跡地です。現在は別の場所に移転して営業しています。

作業中のようでしたが、未だに当時の建物がそのままの状態となっていました。震災遺構として保存されているものもあるとはいえ、元の街の姿に戻るにはまだまだ時間がかかりそうでした。

 

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有名な奇跡の一本松です。この松の木も倒れずに立っているように見えますが、実は枯れてしまっているんですよね。バスから撮影したので遠くからしか確認できませんでしたが、枯れてしまった下部は人工的に処置してあるようです。

他の松の木が流されているにもかかわらず、この松の木だけ流されなかったのが不思議に思えます。

 

ポケモンが震災復興に一躍かっている?

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その後は自動車専用道路などを走行しつつ、岩手宮城の県境を越えて終着の気仙沼駅に到着しました。

 

気仙沼駅はポケモンにジャックされていました(;^ω^)駅名票にまで黄色いあいつらがうじゃうじゃとたかっています。

 

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仲間たちも住み着いてしまっているので手の施しようがありません(;^ω^)モンスターとかいいつつも、よく見るとなかなかかわいいじゃないですか(*^-^*)

 

一ノ関駅からこの気仙沼駅間を走る、ポケモントレインというかわいらし列車があるのですが、その影響があってポケモンがここに集結しているのでしょう。震災復興支援の一環として走行しているようです。この列車に乗車して多くの方に気仙沼に訪れてもらいたいですね。

 

ピカチュウを模した色調となっています。

 

車内は、2両編成で1両が座席のみの車両で、もう1両が子供が楽しめるプレールームになっています。全席座席指定ですので、気になる方は早めの予約がおすすめです。

 

気になる方はJRのホームページに詳しく載っていますのでチェックしてみてください。今年の冬休み期間中は結構運転されるようですよ。

www.jreast.co.jp

 

 

震災から8年経過しましたが、新しく街が動き出しているところと、8年前から時間が止まってしまっているところを目にしました。メディアでは復興が進んでいると言っていたりしますが、私が見る限りは本当にそうなのかと疑わしく思いました。

 

というわけで今回はこの辺で。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします(*^-^*)