こんにちは(*^-^*)
夏休みも間近ですね!夏休みと言えば青春18きっぷで乗り鉄を楽しむのいいですよね!?
18きっぷあるあるで、1回分余ってしまう…なんてあると思うのですが、東京から日帰りで観光も楽しめる日光・鬼怒川方面を少しだけご案内します(*^-^*)
私も今回18きっぷを購入したのですが、この夏に4回分使用する予定なので、先に余るであろう1回分を使用してきました(^^;)息子は小学生なので子供料金になり、ICカードの方が安くなる為、私のみ18きっぷ利用としました。
青春18きっぷは、大人子供同額で12,050円です。5回(日)分使用できますので、1回(日)あたり2,410円以上(片道1,210円以上)の区間を利用すれば元が取れる計算になります。
今回紹介する日光・鬼怒川へはJR宇都宮駅経由で行きますので、東京から宇都宮線経由で日光までの運賃は、片道2,640円かかります。つまり片道で元が取れてしまううえに、気軽に訪れることができるのでかなりおすすめですよ!
日光・鬼怒川方面に行くなら、東武鉄道を利用するのが一般的なのですが、ここでは18きっぷで行くわけですから、JR利用を選択します。
緑線はJR宇都宮線、茶線はJR日光線、オレンジ線は東武日光線、濃いオレンジ線は東武鬼怒川線です。
地図でもわかるとおり、JRを利用すると宇都宮駅(地図上の鉄道マークで一番右にある)を経由するので遠回りすることになります。そして、運転頻度もJR日光線は1時間に1本ですが、東武鉄道は特急(特急券が必要)、急行、普通列車が走っており、1時間に2~3本となかなか利便性があるのです。しかも、新宿や池袋、大宮を経由して東武鉄道に乗り入れる特急列車もあり、日光・鬼怒川へのメインルートとなっております。
鬼怒川に行くならJR今市駅から東武鉄道の下今市駅まで徒歩で乗り換える必要があります。4歳の娘も同行したのですが、だいたい15分程かかりました。大人だけなら11~12分程度で行けるかもしれませんが、JR宇都宮駅での案内板は徒歩15分と案内されていました。距離にして850mですが、慣れない場所ですので時間に余裕をもって行動した方がよいでしょう!
これらを踏まえて出発したいと思います。
1.JRで行こう
こちらはJR宇都宮線の車内の様子ですが、祝日の下り列車だからかほぼ空席でした。何とも寂し気な様子です。
JR宇都宮線は上野東京ラインを経由して横浜方面からやってきます。その他にも新宿、渋谷、池袋、横須賀線方面からやってくる湘南新宿ラインにも乗り入れているので、宇都宮までのアクセスはかなり便利かと思います。東北新幹線のやまびこ号も停車する栃木県の中心駅です。
2.宇都宮駅の日光線ホーム(5番線)は楽しい
宇都宮駅からはJR日光線に乗り換えます。5番線から発車するのですが、日光線のホームは他のホームとは異なり、シャレたデザインとなっています。
乗車する列車は4両編成の普通列車日光行です。少し時間があったので、ホームを散策してみました。
待合室がきれいに整備されていました。日光駅の駅舎を意識しているのかというデザインです。
ちなみにこちらは日光駅にある貴賓室です。宇都宮駅にいる時から日光を感じることができますね(*^-^*)
日光線のエンブレムですが、やはり日光駅の駅舎ですね。これから始まる日光方面への旅を盛り上げてくれています。
3.いろはに乗車
発車5分前に乗車する列車が入線してきました。
乗車したのが205系車両の日光線の列車ですが、この車両はただの通勤型車両ではないのですよ!
こちらは京葉線などで使用されていた205系車両を観光用に改造した車両です。いろはという愛称がつけられていて、列車名からして日光に行く列車だと容易にわかります。他の観光列車から比べると、外観が地味に見えますが内装は明るく、家族や友人などと楽しく語らいながら移動できる使用となっています。
こちらのいろは車両ですが、JR東日本のサイトから運転時刻をあらかじめ知ることができるので、旅の計画に入れやすいですね!全席自由席の普通列車ですので、普通乗車券、各種フリーきっぷで乗車できるのが魅力です。
木目調の床に2人、4人用ボックスシートの車両で、これから旅に行くぞ!ってテンションが上がります(*^-^*)4両編成でトイレは宇都宮寄りの車両についています。結構広いトイレでしたので、子供と一緒に入室しても問題がない程の広さです。(おむつ台は付いていなかったと思います…)
文挾駅付近の杉並木を通過中。これだけでも日光に来たという気になれます。杉並木を鉄道が通り抜けているのも不思議ですが、これと並行に走る日光例幣使街道(国道352号線)もあり、車で出かけても杉並木を通過することができます。
今市駅に到着して東武鉄道下今市駅へと移動しましたが、実は鬼怒川方面のSL大樹号の予約をしておりまして…乗り換え時間18分、早歩きで行きたいのですが、小さな娘も同行しているのではたして間に合うのか…
4.SL大樹に乗ろう!
東武鉄道は私鉄ですので青春18きっぷでは利用できませんが、せっかく日光地区まで来ているのなら東武鉄道のSL大樹号に乗車してみるのも楽しいですよ!
牽引される客車は昔ながらのシートで感じが出ています。ただ、車内の窓が開けられないのが個人的には物足りなさを感じました。
自然豊かな日光の自然を感じながらの移動は格別です!川の水も透き通る程きれいで癒されますよ!
車内では真っ黒のアイスも販売されていました。SLということでこの色なんでしょう。色ではわかりませんが、バニラ味で味のほうはおいしかった(お兄ちゃん談)ということです。よく見かける、シンカンセンスゴクカタイアイスのイメージが強いですが、SL大樹号で販売されているものは、比較的柔らかくてすぐに食べることができましたよ!
他にも車内で記念撮影をしていたりで、あっという間に鬼怒川温泉へ到着します。SLということもあって、のんびりとした速度で進んでいきますが、乗車距離が短く気軽に乗車出来ますよ!
ちなみにSL牽引ではなく、ディーゼル機関車牽引で運転されるDL大樹号というのも運転されています。
SL大樹号を下車してからも、駅前に転車台がありここで転車台を回すちょっとしたショーを楽しむことができます。解説の放送もあり大人から子供まで、乗車していない方も楽しむことができますよ!鉄道に興味がない方でも、SLは珍しいですから多くの方で賑わっていました。
乗車料金一覧
下今市→鬼怒川温泉 大人普通運賃 260円
子供普通運賃 130円
SL大樹号乗車料金 大人 760円
子供 380円
DL大樹号乗車料金 大人 520円
子供 260円
5.鬼怒川の絶景を楽しもう!
鬼怒川温泉駅から徒歩15分程で鬼怒川地区の絶景を楽しもうと、鬼怒楯岩大吊橋へやってきました。吊り橋というと、木と縄で出来た不安定で揺れるものを想像するかと思いますが、こちらの吊り橋は床は木製ですが、頑丈な鉄筋造りとなっています。まぁ余裕でしょとか言いながら歩いてみると、結構揺れましたよ(゚Д゚;)
橋の中央部で撮影したのですが、鬼怒川の清流と緑が美しい。これは癒されますよ!揺れなきゃもっといいのですが…
吊り橋から階段や急坂を登るとこんな絶景に出会えます。ただし、急勾配、階段の段差が大きい箇所があるので、お年寄りや小さなお子さんがいる方はあまりおすすめしません。息を切らしながら、日ごろの運動不足解消にはもってこいかもしれません…ただし翌日筋肉痛になるのは避けられませんが(;^ω^)
6.足を伸ばして日光へ
鬼怒川温泉から日光まで東武鉄道を利用して移動します。下今市で乗り換えが必要(東武日光へ直通する列車もあり)ですが、乗り継ぎも考慮されているので比較的スムーズにいけるでしょう。
鬼怒川温泉→東武日光 大人普通運賃 320円
子供普通運賃 160円
これより世界遺産日光の社寺へと向かいます。
この日は渋滞が激しいということもあり、東武日光駅から徒歩で向かうことにしました。もちろんバス路線がありますので、バスで行くことをおすすめしますよ(^^;)
なぜバスの方がいいか、それは駅前から神橋(日光の社寺の入り口)までひたすら坂道がつづくからです。ただ、歩道は整備されており、沿道には湯葉料理店や飲食店など地元の食を楽しむことができ、食べ歩きながら向かうのも楽しいでしょう!
神橋までやってきました。ちなみに神橋は通行料300円を払えば渡ることができますが、柵がしてあり日光の社寺に行くことはできません。なので国道の橋より眺めることにしました。
日光の大自然に朱が映えて素敵じゃないですか!下に流れるのは大谷川です。川の水は前日雨が降ったにもかかわらず、美しく澄んでいるではないですか。思わずきれいと言ってしまう程神秘的光景に見とれてしまいました。
この先は世界遺産である日光の社寺となります。緑に囲まれた階段を昇るとお寺が見えてくるのですが、これまた階段が多いこと(-_-;)
広い参道を登ると、有名な日光東照宮へ到着します。修学旅行などでここへ訪れた方も多いのではないでしょうか?子供の頃なんてお寺や神社に興味がない子が多いでしょうから、名前くらいしか知らないなんて方いるのでは?私もそうですので、同行した子供に説明することなく見学しただけでしたが(-_-;)
日光地区は大変賑わっておりました。東照宮は有名なので当然観光客も多く、案内放送でソーシャルディスタンスを保つようにという案内をしていましたが、まぁ難しいですよね。空いている時間を狙って行きたいところですね。
日光東照宮の拝観料は、Suicaで支払うことが可能です。宇都宮駅でも案内されており、便利な世の中になったものだと感心しておりました。それにしても拝観料はお高いですね…
日光東照宮拝観料 大人 1,300円 子供 450円
7.JRで帰路に着く
JR日光駅の駅舎はレトロで伝統ある造りです。
東武日光駅前の賑わいが嘘のように、JR日光駅前は静寂に包まれています。この建物の雰囲気に合っているのかとも思えます。
ひっそりとしていますが、落ち着いていて私は好きですね。
帰りもいろは車両に乗車できました。
いろはのシートは柔らかく、観光で疲れた体に優しい造りでしたので宇都宮まで記憶がございません(;^ω^)
ということで、日光と鬼怒川を日帰りで回る旅を紹介しました。日光も鬼怒川も温泉地なので、日帰り入浴をしていきたいところですよね!このいろはは15:27発ですので、温泉で疲れた体を癒してから帰るのもよさそうです。
また、今回青春18きっぷ区間外の東武鉄道で移動しましたが、大手私鉄ということもあり、運賃もそれほど高くなく気にせずに移動できるのも良いかと思います。
青春18きっぷで1回分余ったら、ぜひ日光・鬼怒川に出かけてみてはいかがでしょうか?