こんにちは(*^-^*)
今回はモグラ駅で有名になった、群馬県の土合駅に出発したいと思います。鉄道ファンだけではなく、水上温泉周辺に遊びにきた観光客も訪問する土合駅。休日は珍しいもの見たさ?に多くの人で賑わいます。都会には無い何かがそこにはあるはず!
さぁ、今回も一緒に鉄道旅を楽しみましょう!
トンネルの中にある駅といえば地下鉄を思い浮かべます。なので特に珍しいわけではありません。ですが、ここは群馬県の山の中。群馬県から新潟県に抜ける上越線新清水トンネルの下り線の中にホームがあるのです。
地図を見れば分かるかと思いますが、あたりが緑色(山)になっています。
土合駅の近くには、谷川岳ロープウェイがあります。谷川岳といえば名前だけでも聞いたことがある方がおおいのではないでしょうか?多くの登山客を苦しめてきたあの谷川岳のことです。
水上から乗車してきた普通列車です。土合駅で多くの乗客が下車していきました。登山客よりも、この土合駅を見学するであろう乗客が多かったようでした(私もですが)。
ただ、鉄道で土合駅を訪れる際は、列車の本数が1日5往復しかありませんのでご注意を!1日たった5本の列車しか停車しないなんて、まさに秘境駅じゃないですか!
ホームはトンネル内ですが、意外に明るく寂しさは感じません。それよりも、見学する人が多くて賑わっていたのが印象的です。訪問日は8月のお盆(平日)ということもあり、青春18きっぷを利用していた方も多かったのではないでしょうか(私もですが、ちなみに子供は北海道&東日本パス利用)。
夏でしたが、トンネル内の土合駅を降りた瞬間、涼しい!って感じるほどの気温です。天然のクーラーが効いていて、とても気持ち良いですよ!
どうですか、この人の多さは!!
とても1日に5往復しか列車が来ない駅とは思えない程の人の多さです。下り列車が到着したばかりなので、出口がある上に登る人が多いのはわかります。ですが、なぜか階段を降りてくる人がいるのです(;^ω^)次の列車まで1時間以上も待たなくてはならないのに…なぜでしょう?
そして、登山客とは思えない程の軽装の方ばかり。これは明らかに土合駅見たさに来た観光客でしょうね。
出口への階段を昇る前にこんな看板が…。ここから出口まで500m、階段は480段以上あるよ、頑張って登ってきてね!とモグラが言っております。普段運動しない人からすれば、かなりハードなトレーニングですよ(;^ω^)
当然ですが1日5本しか列車が来ない駅に、エスカレーターやエレベーターといった文明の利器があるわけもありません。とか言いつつ、エスカレーターでも設置する予定だったのか、それらしきスペースは確保されていました。まぁ設置してもらえるかと言えば言うまでもないので、ひたすら己の足を使い出口へ向かう、ただそれだけです。
出口の明かりは見えるが、なかなか遠いです。下り線ホームから出口まで、普通に歩いて10分程かかるようです。しかもほぼ階段という鬼畜さよ。
一緒に出掛けた子供(10歳)はスポーツをやっているので余裕で登り、娘(4歳)も平気な顔して昇るのに、まだ30代のすけさんはというと…足が上がらない(-_-;)
そんなすけさんの為に途中にイスが設置されています。どうせ設置するならエスカレーターにしてよと心の中で思ったのは内緒です。
だいぶ昇ってきたなぁ、なんて思いながらあと少し。息を切らしながら(マスクして昇ったのでなおさら…)最後の力を振り絞ります。ちょっと大げさでしたね(-_-;)
ようこそ土合駅へってもうホームに着いて降り立った瞬間土合駅じゃん!ってツッコみながらさらに進みます。
地上に出て、湯檜曽川と国道291号線を跨ぐ形で駅舎に向かいます。
その途中に湯檜曽川で泳ぐ人たちがいました。澄んだ川でとても気持ちよさそうですね!
お疲れさまでした。でもまだ出口まで143mあって、階段も24段もあるよ!と、平気な顔して扉が語り掛けていました。がんばって下さい。の上に●で強調されているのがなんとも嫌味っぽいですが、出口まであと少し頑張りましょう!
あと17メートル。もう着いたも同然ですね!
やっと駅舎に到着です。きっぷ売り場は昔使用されていたのでしょうか。基本無人駅なので普段は駅員さんはいません。
駅舎を出て、駅前広場を見渡します。ってなんじゃこの車の数は(゚д゚)!絶対鉄道利用者じゃないでしょ!っていうくらい駐車車両が多かったです。おそらく車で土合駅まできて、下り線ホームまで見学に行っているのでしょう。
無人駅とは思えない程の立派な駅舎です。そして夏空が広がります。
日本一のモグラ駅だと大々的に宣伝しています。本当にすごかったよ!
改札内に入り、今度は2番線ホーム(上り)へと向かいます。
上り線ホームは普通の地上駅です。
上り線ホームは普通の田舎駅といったところでしょうか。
ずいぶん遠い所に「どあい」と案内板があるものだと感心してしまいました。目の検査をしているのか…
駅舎の方を撮影してみました。
接近放送が鳴らないので、いきなり列車が入線してきた形になりました。駅舎で待っていたら、放送ならなくて乗り遅れてしまうなんてことはないのでしょうか??
ということで、滞在時間30分という短い時間でしたが、土合駅を堪能することができました。何と言ってもあの階段を昇ってこその土合駅ですので、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか?
列車は1日5本ですが、実は路線バスが土合駅前に停留所があります。そちらのバスは、1時間に1本程度本数があるので、路線バスも組み合わせて訪れるのもありですよ!
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
また次回もぜひ遊びにきていただけたらと思います。