今回は東武鉄道と秩父鉄道から発売している、「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」という、とてもコスパが良いフリーきっぷで乗り鉄旅をしてきました。
池袋から秩父に行くには、普通は西武鉄道を利用するのが一般ですね。特急ラビューに乗れば乗り換えなしで、快適に移動できますからそちらを利用される方がほとんどでしょう。
しかし、今回はあえて池袋から東武東上線で寄居を経由して秩父に向かいます。
何でそんなことをするのかって?それはものすごくお得なフリーきっぷがあるからです。そのすごいお得なフリーきっぷこそが、「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」なのです。
このきっぷ本当に凄いんです。まず価格ですが、東武東上線・越生線の全線と、秩父鉄道ふかや花園~三峰口間が乗り降り自由で、大人1,900円・こども950円と笑いが止まらないくらいお得な切符です。(西武線池袋~西武秩父駅間の普通運賃は大人800円)
ちなみに、池袋から秩父まで東武東上線経由で利用する場合、大人1,600円(IC利用時1,592円)かかるので、そのお得さがわかるかと思います。
池袋から寄居まで大人920円です。往復するだけでも1,840円なのでお得感がすごいです。乗り鉄するのには持って来いのきっぷですが、秩父や長瀞を観光するのにも便利なきっぷですよ!
購入は東武東上線・越生線の各駅窓口で購入できます(みなみ寄居駅では購入できません)。秩父鉄道では、ふかや花園・寄居・長瀞・秩父・お花畑・影森・三峰口駅で購入できます。
通年販売しているので、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始休みでも利用できるのが良いですね!
ざっくりきっぷの紹介をしたところで、早速秩父に向かいたいと思います。
快速急行がやってきました。東上線は馴染みが無いので、停車駅などはわかりませんが、これに乗車して森林公園駅まで向かいます。東上線で寄居まで行くには、森林公園または小川町駅(埼玉県の)で必ず乗り換える必要があります。
おすすめの列車は、川越特急という乗車券のみで利用できる特急列車です。毎時1本程度ですが、時間が合えばぜひ利用してもらいたいです。一見すると普通の通勤型車両ですが…
こんなかんじで座席が進行方向を向いていますので、景色を見ながら楽に移動できるのでおすすめです。リクライニング機能はないのですが、お出かけ気分を味わえますよ!
森林公園駅からは10両編成の列車から4両編成の短い列車に乗車しました。途中の小川町駅までは、ゴールデンウィークということもありかなりの立ち客がいました。
荒川を渡ると間もなく終点の寄居駅に到着します。
池袋から1時間半くらいで、埼玉の大自然エリアに行くことができます。
寄居駅に到着すると、秩父鉄道のSLパレオエクスプレスが停車していました。別途利用券が必要にはなりますが、このパレオエクスプレスにも「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」で乗車できます。
寄居駅からは秩父鉄道の急行列車で御花畑駅(秩父駅の隣の駅)に向かいます。この急行列車には急行券(大人210円)が別途必要ですが、もちろん「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」で利用することができます。
荒川に沿う形で秩父まで進んでいきます。長瀞付近の荒川の様子です。
御花畑駅に到着!
芝桜で有名な羊山公園の最寄り駅です。通常はゴールデンウィークが見頃で、この時期は鉄道も道路も大変混雑します。秩父鉄道も満員列車でしたし、御花畑駅も観光客でかなりの賑わいをみせていました。
埼玉屈指の観光地、秩父に到着したわけですが、ちょっと変わったルートで行くのも楽しいなと思いました。西武鉄道のラビューにも乗車してみたかったのですが、満席だったので…
西武鉄道でも秩父を周遊するフリーきっぷを発売しているので、所要時間などで選べば西武鉄道のものが良い気はします。日帰りで乗り鉄を楽しむなら、今回紹介した「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」をおすすめします。東上線沿線を旅したい時でも、気軽に利用できるのがいいですね!
特に観光シーズンは結構秩父市内は渋滞するので、公共交通機関で行くのをおすすめしますよ!