みなさんこんにちは(*^-^*)
タイトルどおり、18きっぷや北海道&東日本パスは普通列車や快速列車しか使えないのが難点ですね!特に青森⇔北海道間なんて鉄路を利用するには、北海道新幹線を利用しないといけないので、別途料金がかかって損した感半端ないですよね!
なにより、北海道の移動がこれまた大変!普通列車なんて1日に数本レベルが当たり前なので、特急列車を利用せざる得なくなってしまうことも…所要時間がとてつもなくかかることがネックですよね!
どうせ別料金を支払うなら、楽して移動したいですよね!しかも横になって眠れるならなお最高!ということで今回は、北海道苫小牧市と青森県八戸市を結ぶシルバーフェリーを紹介します。
1.気になる運行時刻と運賃は
一番気になるのはこの2つでしょう。まずは運賃ですが、フェリーにはさまざまな座席、個室タイプがありそれぞれのグレードにより料金に違いがあります。
八戸⇔苫小牧間運賃(10月1日からの正規料金)
特等 大人12,740円 子供6,370円
1等 大人10,200円 子供5,100円
ビューシート 大人7,640円 子供3,820円
2等寝台A 大人7,640円 子供3,820円
2等寝台B 大人6,620円 子供3,310円
2等 大人5,100円 子供2,550円
シルバーフェリーホームページより引用
インターネット割引もあり、シルバーフェリーのホームページからインターネット予約すると上記料金より1割引になります。また、個室以外(特等、1等)の座席、寝台は学割料金の設定もありますよ!ただし、学割料金とインターネット割引は併用できません。
個室は快適で防犯上の観点からも安心して休むことができますが、それなりの運賃を支払わなくてはなりません。しかし、最安値の2等を利用してインターネット割引を適用させれば、4,500円程で八戸⇔苫小牧間をワープすることができます。フェリーの2等とは、いわゆる雑魚寝タイプの大部屋です。プライバシーは保たれませんが、価格重視の方には重宝されます。
新青森⇔新函館北斗間の特定特急料金は4,000円近くしますので、それを考えたらものすごくお得に感じます!
さらに、夜行便を利用することでホテル代も節約することになるので非常にお得ですし、利用しない手はないんじゃないかとさえ思えます。
時刻表
八戸発→苫小牧着
8:45→16:00
13:00→20:15
17:30→翌1:30
22:00→翌6:00
苫小牧発→八戸着
21:15→翌4:45
23:59→翌7:30
5:00→13:30
9:30→18:00
シルバーフェリーホームページより引用
どちらから利用するにしても、夜行便を利用してこそ利用価値がありそうです。おすすめは、八戸港22:00発→苫小牧港翌日の6:00に到着する便。苫小牧港23:59発→八戸港7:30に到着する便を利用すると、時間も有効に使えて利用価値が上がりますよ!
2.船内設備
さて気になる船内ですが、今回利用したのは1等2人部屋洋室です。乗船する船によって内装などが異なりますが、こちらではシルバープリンセスという船内の写真を紹介していきます。
私と子供(小学生1名、幼児1名)の3名利用ですが、乳幼児は添い寝で申し込めば3名1室での利用ができます。ただし、ベッドが狭いため添い寝はかなりキツイです(;^ω^)子供が大好きな二段ベッドですね。
特等室と1等室には洗面台が完備されています。歯磨きや顔を洗うのに大変便利です。空調も部屋ごとに温度設定ができるので、ホテルと何ら変わりありません。しかし、1等室にはトイレ、バスルームがついていませんので、公共のトイレを使用します。
最上級の特等室と1等室は個室となっていて、鍵がかかるようになっていますので安心して就寝することができます。特に特等室はビジネスホテルと同等かそれ以上の豪華な内装になっています。
シルバーフェリーホームページより引用
ちなみに、こちらが特等室の写真です。フェリーと言われなければ、完全にホテルの一室です。こんな素敵な部屋に一度でいいから泊まってみたいものです。
特等室のみにトイレ、バスルームがあり、まさしく動くビジネスホテルなのです。
ルームキーはカードタイプのもので、記念に持ち帰ることができます。
特等室と1等室にはテレビもあり、BS放送を楽しむことができますよ。陸から遠いところを航行すると画質が落ちました。しかし、この現象はどのフェリー会社を利用してもそうなります(;^ω^)
シルバーフェリーホームページより引用
リーズナブルな2等の大部屋です。顔の部分にちょっとした仕切りがありますが、プライバシーは保たれません。他のフェリーを利用した時に大部屋を利用しましたが、夜中に起きると他の利用客を起こさないようにと結構気をつかうものです(-_-;)8月の下旬に利用しましたが、20人定員の部屋に5人程と閑散としていました。価格重視の方にはおすすめします。女性専用の2等室も用意されていますので、女性の方でも安心して休むことができるでしょう。
パブリックスペースです。ソファーでくつろぐことができます。特に2等利用客にはありがたい空間です。
夜食にカップ麺が食べたくなってもお湯があるので安心です(;^ω^)シルバーフェリーにはレストランがありませんので、乗船前に食料を購入してから乗船しましょう!
冷凍食品を温めて販売する自販機もありますが、焼きおにぎりが420円ってどんだけだよって思います(;^ω^)北海道や青森県のスーパーで新鮮な食品を購入して船内で食べる方が絶対にいいですよ!
ゲームコーナーもありましたが、スロットしかないので子供向けではありません。
共用のトイレです。トイレの入り口には、スーパーの鮮魚コーナーで見かける青いビニール袋がありますが、こちらはみなさんの想像どおりゲ〇袋です。船酔いしても安心ですね(;^ω^)フェリーのトイレは結構きれいなんですよ~
シルバーフェリーホームページより引用
ものすごく広くはありませんが、大浴場も完備されています。広い浴槽は気持ちが良い!洗い場が8カ所くらいしかなくて少ないので、乗船したらすぐにお風呂に向かうといいでしょう。
3.船酔いは大丈夫?
フェリー未経験者の方は誰もが口にする、「船酔い」問題についてですが、正直どんな天候でも多少なりとも揺れます。穏やかな日はほとんど揺れていることに気づきません。快適な船旅が約束されます。しかし、台風が通過した後や低気圧が発達している日が問題で、こんな日に乗船した時には波が高いので酔いやすくなります。
万が一酔ってしまったら横になるのが一番です。大きなゆりかごだと思って寝てしまいましょう!
どうしても船酔いしたくないという方は、船首(船の先頭の方)部分の部屋を予約しないで、中央部の部屋を指定するのがいいでしょう。というのも、船首部分の部屋を予約したことがあるのですが、上下の揺れが酷くて家族全員船酔いをしたことがありました。中央部の方が多少揺れが少ないようです。
それでも不安な方は、気休めかもしれませんが酔い止めを服用するのが良いでしょう。気持ちの面で落ち着けば酔いにくくなるかもしれません。
シルバーフェリーは、他の北海道航路のフェリーよりも小さいので、揺れやすいのではないかと思います。あと経験上になってしまいますが、津軽海峡付近を航行する際は揺れが大きくなる傾向があります。
4.ターミナルへのアクセス
フェリーターミナルってどこもそうですが、市街地よりだいぶ離れた場所にあります。駅から路線バスに乗車しなくてはいけません。
八戸港フェリーターミナル
JR、青い森鉄道八戸駅から
八戸駅東口より八戸港フェリーターミナル行に乗車(南部バス)
八戸駅20:25発→本八戸駅20:50発→八戸港フェリーターミナル21:05着
JR盛岡駅から
盛岡駅西口22番のりばより八戸港フェリーターミナル行に乗車
盛岡駅18:25発→八戸港フェリーターミナル21:05着
八戸港フェリーターミナルは、大きなターミナルではないですが売店とレストランが営業しています。営業時間は下記のとおりです。
売店 7:00~21:45
レストラン 10:30~21:30(ラストオーダー21:00)
夜行便の22:00発を利用するとレストランの営業時間に間に合いませんが、売店は営業しているようです。
苫小牧港フェリーターミナル(西港)
JR苫小牧駅から苫小牧港フェリーターミナル行に乗車(道南バス)
苫小牧駅20:13発→フェリーターミナル20:30着
JR札幌駅から苫小牧フェリー行に乗車(中央バス)
高速とまこまい号
札幌駅前ターミナル18:00発→苫小牧駅19:40発→苫小牧フェリー19:54着
札幌駅前ターミナル21:00発→苫小牧駅22:40発→苫小牧フェリー22:54着
※苫小牧駅から乗車可能ですが、満席の場合は乗車できません。
何回か高速とまこまい号で苫小牧駅からフェリーターミナルまで乗車しましたが、苫小牧駅で降車するお客さんがいるので乗車拒否はされたことはないです。長距離を走行しますので、遅れが生じやすいので注意してください!先日利用した際は、20分遅れで到着しました。
苫小牧フェリーターミナルは、上の写真でもわかるかもしれませんが、結構大きなターミナルです。本州⇔北海道航路の3路線が乗り入れています。
ターミナル内には、お土産品やレストランもあり待ち時間も退屈しません。北海道みやげを買い忘れたうっかりさんはここでどうぞ!各ショップの営業時間は下記のとおりです。
おみやげのメモリア 6:00~23:00
レストランカーム 11:00~21:00
軽食コーナークイック 11:30~13:30 / 16:00~20:00
お土産屋さんが23時まで営業してるのはありがたいですね。
シルバーティアラの模型が展示されていました。
ターミナル3Fにはポートミュージアムがあり、苫小牧港に乗り入れているフェリーの紹介がされています。10分くらいで回れる小さな博物館です。入場はもちろん無料です。
5.まとめ
リーズナブルに楽に北海道(特に札幌周辺)に行くには、シルバーフェリーが便利です。運賃も年間通して料金が変動することなく、安心して利用することができます(他のフェリー会社だと、18きっぷや北海道&東日本パスが利用できる時期は繁忙期で、運賃が通常よりも高くなってしまう)。
乗船時間も7~8時間と睡眠を取るにはちょうどいい時間なのかなと思えます。よく休んで次の日も元気に活動できるでしょう!
最大のおすすめポイントが、寝ている間に目的地に到着できる!これに尽きます。北海道に滞在できる日数を1日でも多くしたい時に、このシルバーフェリーを利用するといいでしょう!
冒頭でも書きましたが、北海道新幹線を利用する場合、特定特急券約4,000円またはオプション券6,000円支払うことを考えたらフェリー利用は有効な手段ではないかと思います。鉄道好きな私がここまで勧めるフェリーに、みなさんも一度利用してみてはいかがですか(*^-^*)
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします(*^-^*)