旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

観光列車HIGH RAIL1375で行く小海線の旅~親子鉄にもおすすめ!北海道&東日本パスで行く鉄旅②

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みなさんこんにちは(*^-^*)

長期休暇が取れたら旅に行きたいですね!?

でも、普通の旅行じゃ物足りないあなた!のんびり普通列車の旅はいかがですか?

ということで、前回の続きからです。

 

 

1.18きっぷでも乗車可能な観光列車で行こう 

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座席指定券さえあれば楽々移動可能!

小淵沢からは小海線に乗り換えて、いよいよローカル色が濃い旅が始まります。

普通列車も良いのですが、快適に楽しく乗車できるこちらの列車に乗車します。

 

HIGH RAIL1375というJR小海線を走る観光列車です。臨時の快速列車です。18きっぷや北海道&東日本パスで快速列車に乗車可能なので、座席指定券を購入すればこれらの切符でも乗車可能となります。JR東日本の観光列車は、このような快適で楽しい列車にも格安で乗せてくれるので最高です!!

 

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ちなみにお値段は、大人820円、子供410円となっています。

他の座席指定券から比べると少々高めの設定となっていますが、車内での満足度を考えれば納得できる設定ですよ(*^-^*)

 

ただ、小海線を完乗しても終点の小諸駅で究極の選択を強いられます(;^ω^)

 

それはさておき、早く乗車したい気持ちを抑えきれないので、車内に向かいましょう!

 

2.気になる車内へ

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乗車口ではアテンダントさんがお出迎え

この列車は2両編成ですが、乗車口は1カ所のみ。乗車口ではアテンダントさんが日傘をさして乗客を待っていました。この時座席指定券を確認されますから、手元に用意しておきましょう!

 

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乗車口を入ると、すぐにスタンプ台と記念撮影用のウェルカムボード、JR鉄道最高地点の置物が目に入ります。このウェルカムボードの上には、ヒマワリの装飾がありましたが季節感を感じられていいですね(*^-^*)

 

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1号車売店横にある七夕の飾り物です。乗車した時は8月上旬でしたが飾ってありました(;^ω^)

売店には、ジュース、ビール、お菓子やHIGH RAIL号の限定グッズが販売されています。小淵沢を出発してすぐに営業を開始しますが、開店直後は混むので10~20分くらい待つと空いてきてゆっくり商品を選べますよ!もちろん交通系ICでの支払いも可能です。

 

その下には手洗い用の洗面器が設置されています。石鹸がないのでご注意を!

 

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2号車にはプラネタリウムがあります。天文学に関する書籍もあり、閲覧も可能となっています。

 

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天井には星座が映し出されていました。星座には詳しくないのでよくわかりませんが、お子さん連れにとっては、車内で楽しめる場所があるのがありがたいですよね!

 

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トイレは洋式タイプのものです。2号車デッキ部分にあります。トイレですが、臭いが少しきつかったかな(-_-;)扉を開けたらトイレ臭がデッキ全体に広がり、臭さ半端ないっす状態でした… 

 

3.さまざまなシートタイプ

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車内は1号車と2号車で座席タイプが異なります。こちらは1号車様子です。1人用のシートが8席あり、おひとり様でも気軽に乗車できます。座席が窓を向いているので、車窓の美しい景色を、贅沢に独り占めできるようになっているのが特徴です。

 

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こちらも1号車にある、2人用のシートで夫婦やカップルで楽しめるようになっています。仲良しのお友達と利用するのもいいですね(*^-^*)

ちなみに今回私たちが予約したのも、こちらのペアシートタイプです。親子3人でキッツキツに仲良く座ってました。

 

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こちらも1号車にあるボックスタイプの4人用の座席です。ファミリー層にはありがたいシートタイプですが窓の配置上、よく景色が見れる人2人、あまり見られない人2人とちょっと残念なタイプでもあります(;^ω^)

 

どのシートにも共通して、座席前に広めのテーブルが設置されているのが特徴です。ここに飲み物やお菓子などを置くと、さらに旅気分が盛り上がりますよ!

 

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こちらは2号車の様子です。特急列車並みのリクライニングシートです。1号車と比べたら面白みはありませんが、安く快適に移動できるのでありがたいですね!

 

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1号車にも一人用のシートが2席ありました。早い者勝ちとなります(;^ω^)

 

4.出発進行

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小淵沢駅の駅弁、元気甲斐でお馴染みの丸政さんです。小海線を小諸まで完乗すると2時間以上かかるので、ホームで駅弁を購入するのもいいと思いますよ!

 

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小淵沢駅を出発すると目の前には八ヶ岳を望むことができます。この日は気持ちが良いくらいの夏晴れで眺めも最高でした。

 

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1枚の窓を貸し切りで楽しめるのなんて最高だと思いませんか!?きれいな沿線風景に癒されますよ!

 

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旅には地ビールでしょ!鉄道旅ならではの至福のひととき!昼間からビールとは最高の贅沢ですよね!車内の売店で購入しました。

地ビールって結構クセがあったりしますが、この軽井沢ビールは飲みやすくて、あっという間に飲み干してしまいました(;^ω^)美しい風景が最高のつまみです!

 

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列車は最初の停車駅の清里駅に到着。駅員さん(?)が手を振ってお出迎えしてくれます。

ここで数人の乗客が下車しました。停車時間がわずかなので、下車しての写真撮影は困難かな。

 

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清里駅を出発して数分で山梨県と長野県の県境を越え、列車が減速し始めました。速度を落とした列車からは、「JR鉄道最高地点」と書かれた巨大な木製看板を見ることができます。

小海線は高原列車ゆえ、標高の高い地点を通っています。ちなみにこの最高地点が、1375mということで「HIGH RAIL1375」という列車名になりました。

 

その隣には鳥居とSLの車輪がありますが、その名も「鉄道神社」というそうで、SLの車輪は御神体だそうです。ここへ行くには列車本数等や最寄り駅からの距離を考慮して、マイカー利用をおすすめします。
 

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そして野辺山駅へ到着。くどいようですが、この駅はJR最高駅だそうです。HIGH RAIL号の停車駅には、この駅名票が使われています。

ここでは13分間の停車時間があるので車外に出て撮影も可能です。

 

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車外どころか改札の外へ出てきました。駅員さんがいますが、フリーパス状態で切符の拝見はせずに、どうぞと言われるままに出てきました。

高原だけあって暑さがやわらいでいました。自宅からここまで長時間乗車してきたので、伸びをしたりトイレに行ったりして過ごしました。

 

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高原地らしく牧草ロールもありました。牛とウサギの牧草ロールがありました。かわいい牧草ロールの前で記念撮影はいかがですか?

 

レンタルサイクルもあるようなので、時間がある方は「鉄道最高地点」の踏切まで、頑張って行ってみるのもいいかもしれませんよ!

 

 

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13分間停車した野辺山駅を出発します。ぶらぶらしていると、13分なんてあっという間にすぎてしまいますよ!

 

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この列車の座席は星座の模様をしています。野辺山駅周辺は星が大変きれいに観察できる街だそうです。HIGH RAIL夜空号という列車が小淵沢駅より運転されています(この列車で運転されます)。夜空号は、この野辺山駅で星空観察をするので、晴れている日は大変きれいにみえるでしょうね(*^-^*)

 

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野辺山駅周辺は、高原野菜のキャベツやレタスの栽培が盛んです。野辺山駅周辺では沿線でもこのような光景を見ることができます。

 

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喉が渇いたので売店でりんごジュースを購入。長野県はリンゴの生産量が青森県に次いで多く、当然長野県産のリンゴ使用だと思ったら、「青森りんご」と堂々と描かれていてちょっと残念…

 

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列車は高原地から山間部へと景色が移り変わります。信濃川上駅前はご覧のとおりの田舎っぷり。小海駅を過ぎるまで山の中を走ります。

 

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JR小海線は千曲川沿いに走ります。千曲川は新潟県に入ると信濃川と名前を変え、日本海へ注ぐ日本一長い川でもあります。

山の緑と清流を眺めながらしばらく走ります。とても癒される光景ですよ!

 

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信濃川上駅を過ぎたあたりで、アテンダントさんがウェルカムボードを持ってきて記念撮影をしてくれますよ!

この列車での掛け声は「はい、チーズ」ではないですよ!

「はい、レール(HIGH RAIL)」

しばらくこれが頭に焼き付きましたね(;^ω^)うちは親子で乗車しているから気楽でしたが、一人だったらお断りしていたかも…(;^ω^)

 

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小海線の路線名にもある、小海駅に到着です。駅の周りにちょこっとだけ民家がある程度に思えましたが、ここから小諸方面に向けて、当駅始発の列車が設定されています。

 

この後八千穂、臼田と停車していきますが、特に見どころはありませんでした…この辺りはマンネリし始める区間かと感じました。

 

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そんなことを言っていると、進行方向右手に浅間山が見えてきました。活火山でこの

2日後に噴火したというニュースが流れました。

 

この浅間山が見えるとHIGH RAILの旅の終わりが近づいてきます。小淵沢駅発の列車の最後の見どころといえるでしょう。

 

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中込駅で小海線の新型気動車キハE200系とすれ違いました。ここでアテンダントさんの1名が下車します。売店もこの中込駅到着前で営業が終了します。

 

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駅員さんが歓迎してくれていますね(*^-^*)ゆるキャラのあるくまが目立ちます。

 

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中込駅は小海線の中枢の駅で車両基地も併設されています。

東日本地区の非電化区間でよく見られる、キハ110系もしばしの休息をとっていました。

 

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北陸新幹線の乗り換え駅の佐久平駅です。小海線は新幹線を跨ぐ形で高架駅となっていますが、1面1線というコンパクトなホームにギャップを感じます。

 

駅前にはビジネスホテル、ショッピングセンターがあり、小海線沿線で一番賑わっている駅です。

 

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やがてしなの鉄道の線路が現れて小諸駅まで並走します。元々JR信越本線として営業されていましたが、長野行新幹線の開業で第三セクター化されてしまい、現在はJRではなくなってしまいました。18きっぱー泣かせの平行在来線なのです。

 

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終着の小諸駅に到着です。楽しかったHIGH RAIL1375の旅もとうとう終わってしまいました。あっという間の2時間の列車旅、久しぶりに楽しい時間を過ごせて大満足です!

 

5.HIGH RAIL1375のおすすめポイントまとめ

・1号車は個性的なシートタイプで楽しい

・窓1枚が貸し切り状態で、八ヶ岳や浅間山などがきれいに見える

・観光列車なので、見どころでは徐行してくれる

・1号車には売店、2号車にはプラネタリウムがあり、長旅でも飽きさせない

・青春18きっぷなどの企画切符で小海線がエリア内の商品なら、座席指定券を購入すれば乗車できる

・個人的にはA席がおすすめ!八ヶ岳、浅間山がきれいに見えます。鉄道最高地点はD席側にあります

・人気列車なのでご予約はお早めに!

 

※乗車日は8月のお盆前の平日でしたが、満席で小淵沢駅を発車しました。1号車に乗車希望の場合は、発売日当日に購入することをおすすめします!

 

観光列車は乗車するのが目的ですので、車内の装飾や演出にこだわり、乗車時間が長くても飽きないように努力されています。普段乗っている通勤列車には無い、非日常の列車旅に出かけてみませんか?

 

それでは長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします(*^-^*)