旅行と鉄道好きな父さんのブログ

旅と鉄道をメインにたまに子育て父さんの奮闘を書きます。

ノープランで行く週末パスの旅~#2区間外だけど、大糸線と糸魚川駅を楽しもう~

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本当にノープランでやってきた上越妙高駅。ここまで何も考えずに行動することなって、今まであったのだろうかというくらい…でも、それもまた楽しいかもと思ってしまいました(;^ω^)

 

新幹線の駅が出来ると、まぁとりあえず駅前は整備するスタイルか。田んぼの中にポツンとあった新幹線駅前に、ビジネスホテルを作ってていうのはよくあるパターンなのかな。

 

とりあえず、ビジネスホテル横のグレーの建物内にあるチェーン店で昼食。息子と二人で乗り鉄旅をする時は、大抵地元感が無い手抜きごはんです(札幌で〇クドナルド食べたり、仙台でサイ〇リヤに入ったり)。

 

反対側の出口にもビジネスホテルが。私が好きな、温泉と夜にラーメンのサービスがあるビジネスホテルはないのね…

 

上越妙高駅からは、週末パスのエリア外になるのですが、1駅だけ乗車することにしました。やって来たのは、W7系というJR西日本の車両です。ここから金沢方面は、JR西日本で東京方面はJR東日本という境界駅でもありました。

 

上越妙高駅から1駅目の糸魚川駅で下車します。次が黒部宇奈月温泉駅って富山県じゃん、えらい遠いところまでやって来たものだ。

上越妙高駅で1本前のはくたか号に乗車しようとしたら、糸魚川を通過する列車だったのですが、はくたかって基本的に上越妙高から金沢方面は各駅停車という認識だったのですが…

 

糸魚川駅といえばコレ。昔特急時代のはくたか号からもよく見た、レンガ造りの車庫。現在は入口部分だけが、写真のような状態で保存されています。

 

少し待ち時間があったので、駅に併設されている、糸魚川ジオステーションジオパルという施設に行ってみました。入口からして鉄分が高そうです。

 

かつて大糸線で運転されていたキハ52形という車両が展示されています。きれいに塗装され直されたかんじで、外観はとても美しい状態で保存されています。

 

かつて糸魚川を通過していた、トワイライトエクスプレスの模型も展示されています。これは実車をカットした感じではないのですが、雰囲気を楽しむのには十分すぎます。

 

大糸線のジオラマもありました。今から乗車するのが楽しみです。

 

発車時刻が近づいてきたので、乗り場に向かいます。

これから大糸線に乗車しますが、えちごトキめき鉄道のホームの一画に、大糸線のホームがあります。

 

JR西日本の大赤字のローカル線でよく見られる、キハ120形車両です。私にとっては特に珍しくない車両で、富山の祖母の家に行ったときによく見た車両です。

車両が通常の列車よりも短く、扉が折り戸なのでバスのようにも思えます。

 

これから乗車する大糸線ですが、長野県の松本駅から糸魚川駅までを結ぶ路線です。途中の南小谷駅で運転系統がわかれています。南小谷から松本まではJR東日本、糸魚川から南小谷までがJR西日本の管轄となっています。そして全線通しで運転される列車はなく、松本方面に向かうには、南小谷駅で必ず乗り換えることになります。

JR西日本区間は非電化区間、JR東日本区間には電化されているといのが特徴です。

そして、先程の写真で大赤字区間を走ることが多いという紹介をしたキハ120形ですが、今から乗車する大糸線の非電化区間も例外なく大赤字路線となっています。どれくらい赤字でヤバいかというと、路線の存続が危ぶまれるくらいの路線ということです。

 

糸魚川を出発してしばらくは、ちらほらと住宅が見られます。とはいえ、小さな集落なので、集客はあまり期待できないです。それに、車社会の場所なのも利用が冷え込んでいる原因なのでしょう。

 

次第に山深くなっていきます。大糸線は今見えている姫川沿いに走行していきます。この姫川は、長野県北安曇郡白馬村から糸魚川市の日本海に流れ込む一級河川です。国土交通省が行っている、水質ランキングで1位になったことがある程、きれいな川なのです。

 

この日は雨が降っていましたが、美しいグリーンや場所によってはエメラルドグリーンに見えるところもありましたが、大雨が降るとたちまち濁流となる暴れ川でもあります。それなので、大糸線も姫川の水害に遭うこともあり、長期運休となったこともあったようです。

 

平岩駅近くの姫川温泉のホテル群です。平岩駅で1名の下車がありました。列車は2両編成で、座席は4~5割程度埋まる状態でした。18きっぷ利用期間を外れていることもあり、乗り鉄客はそこまで多くはなかったようです。

 

長野県に入って最初の停車駅の北小谷駅です。2024年は暖冬というだけあって、山深いこの場所でも積雪はかなり少なかったです。

 

長野県に入っても、景色が見える場所には常に姫川を望むことができます。天気に恵まれると、美しい景色を見ながら車窓を楽しむことができるでしょう。

 

列車は終点の南小谷駅に到着です。

駅名票もJR東日本仕様になり、戻って来た感がありました(;^ω^)

この南小谷駅からは、1日1往復のみですが、新宿行の特急あずさ号が毎日運転されています。

 

次に乗車する列車まで時間があるので、少しだけ駅周辺をブラブラしつつ、駅舎を撮影しました。小さな駅ですが、特急が停車するだけあって無人駅ではありません。駅前は小さなロータリーですが、温泉やスキー場に向かう送迎バスが発着していました。

 

大糸線は本数が少なく、乗車するのが少しだけ難しいですが、のんびりとした田舎の風景や絶景が見られるので、一度は乗車してみたかった路線でありました。JR西日本区間の存続の行方が気になるので、お早めに乗車することをおすすめします。