常磐線特急のひたち号で品川から仙台までやってきて、観光するまでも無くとんぼ返り。というのも、週末パス2日目ということで、この日のうちに帰らなくてはならないからです。
仙台駅からは東北本線の14時20分発、普通白石行に乗車します。
槻木駅まで約27分の乗車です。
普通に白石まで乗車しても良いのですが、特に急がなくても良いので、ちょっと寄り道してみたいと思います。
仙台から約30分も走れば、だいぶ駅の周辺は落ち着いた雰囲気となります。
改札機も2台しかないので、それで事足りるのでしょう。
上りの東北本線は向かい側のホームに到着します。
階段を渡り、阿武隈急行線のホームにやってきました。
週末パスでは、JRではない阿武隈急行線もフリーエリア内となります。
これから乗車する阿武隈急行線は、福島県の福島駅から、ここ宮城県柴田町の槻木駅を結ぶ第三セクター路線となっています。営業距離は54.9kmで、全線を通しで乗車すると、1時間20分程(ダイヤによる)となります。
並行して東北本線が走行していて、こちらは福島―槻木間を55分程で走り抜けます。全線複線の東北本線とは異なり、阿武隈急行線は単線ということもあり、行き違いでの待ち時間もあるので余計に時間がかかるようです。
これから乗車する列車は、ポケモンのキャラクターのラッピング車両でした。
前の車両と後ろの車両で、デザインが異なったラッピングとなっています。
槻木14時52分発の丸森行に乗車します。
側面にまでびっちりとラッピングされています。
子供は喜ぶんでしょうが、ちょっと派手ですね(;^ω^)
ドア部分にもポケモンが描かれています。
さっきからポケモンポケモンと言っていますが、本当にこれはポケモンなんでしょうか?ってくらい初めて見るキャラクターです(;^ω^)大体の人が、黄色いやつしかわからないのでは?
小さな駅でも、わりとしっかりした造りに思えました。
宮城県区間は、結構のどかな場所を走行している印象を受けました。
あまり乗客が乗りそうにない、閑散とした場所ということです。
丸森駅に到着。というか丸森止まりの列車なので、強制的に下車させられます。
何というか、独特な雰囲気を醸し出していました。
そんな丸森駅で、後続の列車を待つこととなります。
駅周辺には特に観光スポットもなく、次の列車まで50分程しかないので、おとなしく駅で待っていた方がよさそうです。
待合室には、レンタルサイクルの自転車が停められていました。
なんとこのレンタルサイクルですが無料です!
大事なことなのでもう一度言いますが無料です。
電動付き自転車もあります。
このレンタルサイクルを利用すれば、丸森町の観光スポットである齋理屋敷にも楽に行くことが出来そうです。徒歩だとちょっと遠いです。
ボーっと待合室で待っていると、乗車する列車が入線してきました。
丸森駅16時9分発の梁川行に乗車します。
丸森駅を過ぎると、すぐに阿武隈川を渡り、山深い場所を走ることになります。見える景色は阿武隈川か山。
あぶくまというこの路線の中心駅のような駅名ですが、ひっそりとした山の中にある駅でした。
次の兜駅からは福島県となります。
この兜駅周辺には、民家が見当たらず、一体だれが利用しているのかというレベルです。
終点の梁川駅に到着です。
すぐ連絡しているものだと思っていたら、ご覧のように列車はまだ入線しておりません。
乗車して来た列車は、梁川駅で2両増結して、折り返しの仙台行となります。
連結の儀式を見学したら、乗車する列車を待ちます。
次に乗車するのは、古い車両のようです。でも2ドア車だから、きっと座席定員的にはたくさんの乗客が座れることでしょう。
梁川駅16時42分発の福島行に乗車します。
梁川駅には車両基地があり、阿武隈急行線の重要な駅となっています。
福島駅の近くまでは、宮城県側同様のどかな田園地帯を走りますが、梁川駅から福島駅間では多くの乗客で、車内はかなり混雑していました。
昭和を感じる福島駅の阿武隈急行線のりばです。福島駅は阿武隈急行線と福島交通飯坂線の改札が、同じでそこから入ることになります。ホームはそれぞれ別のホームを使用してますが、島式ホームのため急いでいる時は誤乗に注意が必要です。
そんな感じで福島駅までやってきましたが、初めて乗車する路線とあって、かなり楽しめました。
丸森駅のレンタサイクル、下車した時に気づいていたら。しかも無料とは知らなかったから。と今更後悔しておりますが、機会があったらまた行ってみようかと思います。